治療方針~第一に患者さんの満足、第二に患者さんの健康寿命~
満足の治療のために~お悩みやご希望をお知らせください~
患者さんのお悩みやご希望は、人それぞれで異なります。例えば、「なるべく早く今の痛みを取り除く」治療と「将来的な歯の寿命をなるべく長くする」治療が、同じとは限りません。時に、治療の選択肢が複数ある場合があります。当院では、診察・治療をしていく中で
- 現在どのような状況なのか
- どのようなリスクがあるのか
- どんな治療の選択肢があるのか
というお話をさせていただき、最終的には患者さんが「納得」した上で治療を進めるよう心がけています。
「お口の健康寿命」を意識した治療方針
患者さんの満足の次に大事にしているのが、患者さんの「お口の健康寿命」です。お口の健康寿命を念頭に置いた治療は歯医者にとって面倒なことが多く敬遠されがちかもしれません。
方針1歯の神経をなるべく抜かない
例えば、虫歯で歯に違和感や痛みがでている場合、すぐに神経を抜いたほうが歯科医は簡単です。
しかし、一旦神経を抜いてしまうと、歯に栄養が届かなくなり、免疫や防御機能も働かなくなるため、歯が弱くなります。歯の健康寿命は一気に縮んでしまいます。
痛みをとにかく取り除きたい方や次回の通院が難しい方は、神経を抜く場合もありますが、当院では神経温存療法をとる場合もあります。治療の選択肢が複数ある場合は、患者さんと相談した上で、治療プランを決めています。
方針2予防と早期発見
虫歯が痛くなってから通院・治療するのでは、将来的に歯の神経を抜くリスクが高まります。
歯の神経を抜かないためには、「虫歯ができないようにする予防」と、「虫歯が出来てしまった場合の早期発見」が重要です。
予防と早期発見をするために重要になってくるのが、定期健診です。当院では3~6か月おきに定期健診を受けることを勧めています。
方針3「歯を抜かない」がベストとは限らない
お口の健康寿命を保つ上で、歯を抜かないことがベストとは限りません。
例えば、50代の今なら骨もしっかりありインプラントにできるが、60代になってからではインプラントをできず、入れ歯になってしまうケースがあります。
入れ歯との相性が悪い方は、食生活が思うようにいかず、急激に老化していくパターンが多いです。
かけがえのない歯の健康を、一生守るホームドクターになりたい
当院は有明という住宅街に位置しており、地域のホームドクターとして、患者さんのかけがえのない歯の健康を維持するドクターでありたいと思っています。
だからこそ、患者さんとの信頼関係を第一に考えています。